AWSでファイルアップロードサーバを構築しよう。② RDS基礎編

EC2基礎編でwebサーバとするEC2インスタンスの作成を行いました。
今回はアップロードされたファイルの関連情報(日時,ファイル名,コメント)を保存するDBサーバをRDSで作成します。

あんまり難しいところないのでサクッと終わる予定。

RDSでDBサーバ構築

今回も重要なポイントだけ箇条書きでお送りします。

  • AWSのコンソールにログインし、サービス一覧からRDSを選択
  • "DBインスタンスの起動"ボタンを押下
  • DBインスタンスの各種設定を行う。私は以下のような設定で実施
    • DBエンジンはmysql
    • 本番稼働用ではなく、開発/テスト用を選択
    • DB詳細の設定いろいろ
      • DBエンジン:mysql
      • ライセンスモデル:GPL
      • エンジンバージョン:5.6.27
      • DBインスタンスクラス:db.t2.micro
      • ストレージタイプ:マグネティック
      • ストレージ割り当て:5GB
      • DBインスタンス識別子:awsdemo
      • マスターユーザ名前:お好みで
      • スターパスワード:秘密
    • 詳細設定
      • VPC:EC2インスタンスと同じVPC
      • サブネットグループ:webに繋がらないサブネット。EC2インスタンスには繋がるように。
      • パブリックアクセス可能:いいえ
      • アベイラビリティーゾーン(AZ): EC2インスタンスと同じAZ
      • VPCセキュリティグループ:mysql(ポート番号3306)の通信だけを許可
        • なお、セキュリティグループの設定に関わらずRDSのDBインスタンスssh接続はできません。
      • バックアップの保存期間:0日
      • マイナーバージョン自動アップグレード:いいえ
      • 他はだいたいデフォルト値でおっけー
    • "DBインスタンスの作成"ボタンを押下

ここまで実行すると、DBインスタンスの作成が開始され、サービス画面からインスタンスが確認できるようになります。 f:id:hosibui:20161025001215j:plain

すると上図吹き出しの位置にエンドポイントアドレスが表示されるので、そこに対してEC2インスタンスから以下のようにmysqlコマンドを叩いてやったりすると、mysqlサーバにアクセスすることができます。

$ mysql -u ユーザ名 -p demo -h awsdemo.xxxxxxxxxx.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com

なお、webアクセス禁止の設定にしているので、ご自分のPCから直接mysqlコマンド叩いてもアクセスできませんよ。

GUIからいくつか設定をするだけですぐに使用できる状態のDBサーバが作成されるRDS便利ですね。

今回はお財布の事情により使用していませんが、冗長化やバックアップの取得なども簡単に設定することができ、自力でDBサーバの保守を行うよりもかなりお手軽に保守できます。